鋼材規格とは

鋼材規格は、鋼材に限られており、アルミやステンレスなどの工業製品を作るためには他に様々な規格があります 日本国内で定めたものを、『日本工業規格』といいますが、一般的には『JIS(ジス Japanese Industrial Standardsの略)規格』と言った方が有名でしょう。 鋼材規格も、もちろんこのJISに含まれた規格になります。

JIS

また、一言に鋼材規格といってもJISでの分類では、 さらに細分化されており、用途によって「一般構造用圧延鋼材」や「溶接構造用圧延鋼材」、 あるいは「溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材」などに分かれています。製鉄工場ではこのJISによって定められた品質の鉄を作ることによって、 その製品に「SS400」とか、「SMA490」というJIS記号をつけるわけです。

記号

この記号は、その鋼材の強度はどの位あるのか、腐食に対してどのくらい強いのか、という鋼材の特徴になっており、 具体的な数値はJISの規格表を調べればわかります。鋼材を原料にして製品を作る工場は、 製品を作るのに必要な必要な鋼材を、このJIS規格で品質保証された鋼材を使用する事で、品質の安定した原材料を仕入れられるわけです。 ちなみにJISは、あくまで日本国内で定められたもので、国際規格ではありません。

鋼材規格には、様々な種類があります。鋼材というは判りやすく言えば鉄≠ネんですが、 製品原料として使われる鉄の多くは、純粋な鉄(Fe)ではありません。 不純物を含まない密度の高い鉄は、加工はしやすいですが、物凄く変形しやすい上に、 すり減りやすくて建築物の柱や、車のボディにはとても使えません。 ですから、鉄を製品に使う場合は鉄に他の材質を混ぜてあります。

鋼材規格の準拠品一例

炭素鋼

製品として使われる鉄に混ぜられる物質で、最も一般的なものは「炭素」で、炭素が混ぜられた鉄を「炭素鋼」といい、 工業業界で鉄≠ニいえばこの炭素鋼の事で、一般的に鋼(はがね)≠ニいわれる鉄もこの炭素鋼の事を指しています。

炭素鋼は、その炭素の含有量によって硬度≠ェ変わってきます。逆に言えば鉄を材料にして様々な製品を作る場合、 色々な硬度の鉄を使う場所によって変えることが出来るわけです。ただ、日本中の製鉄メーカーが、単価重量あたりを 自分の基準で自由に様々な配合率の炭素鋼を生産していたのでは、炭素鋼を注文する工場としては、炭素鋼の品質が安定せず、 そこで作る製品の品質も安定しなくなりますので、市況の鋼材自体の相場・価格変動が起きることから炭素鋼の品質を標準化する規格≠ェ必要になってくるのは当然でしょう。 それが炭素鋼の品質基準を定めた鋼材規格≠ニいうものです。

ISO

実際の所、工業規格の国際標準規格は『ISO規格』というものがありますが、それ以外に世界の各国で、 ドイツの『DIN規格』やフランスの『NF規格』、あるいは中国の『GB規格』といった独自の規格が存在します。 JIS規格を含めた各国の独自規格は、国際規格のISO規格より厳しい場合もありますが、その逆もあるようです。